札幌の北交ハイヤーがハイヤー協会への会費負担が重いとして協会を退会しました。道内の系列会社14社もまとめて協会から抜ける異例の事態です。

札幌ハイヤー協会は、札幌市内すべてのタクシー会社が加入していて、集めた会費を誘導員の人件費や車内禁煙などの事業にあてています。札幌北交ハイヤーは年間800万円を支払っていましたが経営に大きな負担になり協会に対して会費を減らすよう求めてきましたが折り合いがつかず、3月で、協会を退会しました。
(札幌ハイヤー協会･加藤会長)｢けんか別れではない。経営状況が良くなれば協会に戻る可能性もあると話していたので利用者が混乱しないような方向で今後検討していきたい｣
北交ハイヤーは12月に多くのタクシー会社が運賃を値上げした際も値上げに踏み切っていません。協会を抜けることで、タクシーチケットを扱えなくなり、企業の利用が減って売り上げが落ちる可能性も出ています。