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北海道・札幌のスポーツニュースをつづっていきます!
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10/23
ヒルマン監督がロイヤルズで就任会見
ロイヤルズは22日(日本時間23日)、来季から指揮を執る日本ハムのトレイ・ヒルマン新監督(44)の就任を正式発表した。複数年契約だが、具体的な内容は記者会見では明らかにされなかった。

 会見は、地元局が中継するなど日米のテレビカメラがずらりと並んだ。夢だった大リーグ。背番号22のユニホームに袖を通したヒルマン監督は「時間をかけてチームをつくっていきたい」と話した。

 ロイヤルズはア・リーグ中地区で4年連続最下位。再建に向け「指導法を押しつけるのでなく、選手と対話しながら方法を模索したい」と述べ、2連覇を目指す日本シリーズについて「選手たちと残りの日々を満喫したい」と話した。
10/22
ロ軍決定のヒルマン監督が…帰っちゃった
日本シリーズを前に、監督がいなくなっちゃった…。日本ハムのトレイ・ヒルマン監督(44)が20日、米へ電撃帰国した。同監督は米大リーグ、ロイヤルズの監督就任決定を受け、現地での正式契約、就任会見出席などのため渡米。21日から日本シリーズ(27日開幕、札幌ドームほか)への最終調整を行うが、監督不在という異例の事態になった。23日に再来日予定で25日からチームへ合流。2年連続の日本一を目指すムードに水を差しかねない、米国出身監督ならではの珍事が起きた。

 謝罪のコメントだけを残し、姿を消した。ヒルマン監督が日本シリーズ開幕まであと1週間のこの日、電撃帰国した。球団広報を通じて「報道関係者各位様」と題して発表したコメントには“理由”が書かれていた。「一時帰国は本意ではありませんが、異国間におけるスケジュールの相違を避けられぬことをお許しください」。ロ軍監督就任決定を受け、就任会見出席などのため突然、渡米してしまったのだ。

 前日19日正午ごろ、同監督が島田チーム統轄本部長へ事情を説明し、藤井球団社長らからも了承された。オフ明けの21日からシリーズ用の調整練習がスタート。帰国予定の23日はシリーズ前の最後の実戦の紅白戦が予定されているが、すべて監督不在で行うことになった。球団は金子誠選手会長には前夜のうちに連絡し、承諾も得た。この日早朝に新千歳空港から成田空港へと向かい、あっという間に、機上の人になった。

 前代未聞の珍事。日本人の感覚では理解することは難しいが、現場を離れてしまった。シーズン中の9月8日に、球団幹部ら周囲の反対を押し切って辞任発表。ちょうどこの日、異例の事態が重なった。まだ日本シリーズが残っているにもかかわらず、来季新監督の梨田氏の就任を発表せざるを得なかった。自身の辞任発表が発端になった、周囲をも巻き込んだ騒動に発展。球団も昨季の44年ぶり日本一、今季のパ・リーグ連覇など功労者であることに配慮し、背中を押した。

 昨オフは日本シリーズ終了直後に渡米。米3球団の監督面談を受けるため、アジアシリーズ前の大切な時期に、現場を離れた。最終的に夢かなわず「元のサヤ」に収まったが、今季はさらにチームへの衝撃が大きそうな一時離脱になった。ただ球団サイドは「監督を辞めますと言った時点で予測できること」(島田本部長)と“免疫”は十分。大社オーナーも「(以前から)言うてるやん。ちゃんとやってれば、何でもアリや」と一笑に付した。

 昨年に続き、日米をまたにかけた去就騒動。辞任表明後、札幌市内を訪れたロ軍ムーアGMと、極秘で監督面談を受けていたことも判明した。球団へ交渉経緯は伝えておらず、19日が初めての報告だった。情報が漏れた場合には立ち消えになる危険性をはらんでいる事情もあり、同監督にとって苦渋の選択だったという。近日中にもロ軍側から日本ハムへ謝罪の文書が届けられるという。昨季と決定的に違うのは、権威と価値で重みが違う日本シリーズ前か、アジアシリーズ前か、という点。さらに監督交代で流動的な今季のコーチ陣に来季去就への見通しがほぼ立っていない中だけに、内部からも賛否両論がありそうな行動になった。

 日米の文化、価値観の違いと言えば、それまで。だがヒルマン監督が今、率いているのは日本のプロ野球、しかも2年連続の頂点が目前のチームであることだけは、紛れもない事実だ。
(日刊スポーツ 北海道版 引用)
10/21
ヒルマン監督がロイヤルズ監督就任へ
日本ハムを今季限りで退団するトレイ・ヒルマン監督(44)の米大リーグ、ロイヤルズ監督就任が決まった。19日、AP通信などが伝えた。

 ロイヤルズは、米球界が21日までリーグ優勝決定シリーズ期間中のため、22日午後(日本時間23日未明)に正式記者会見する予定。

 ヒルマン監督は、選手や監督として大リーグの経験はないが、ヤンキースのマイナー球団で監督を務めたことがある。昨オフは、監督候補としてレンジャーズ、アスレチックス、パドレスの3球団の面談を受けたが、いずれも正式な就任要請はなかった。

 ヒルマン監督は今季、日本ハムを球団史上初のリーグ連覇へ導き、クライマックスシリーズを勝ち抜いて日本シリーズ進出も決めている。だが、9月に子どもの教育問題を理由に今季限りの退団を表明した。

 ロイヤルズはア・リーグ中地区の球団で、今季は69勝93敗、4年連続最下位に終わった。

(日刊スポーツ 北海道版 引用)
10/17
最終戦ダルがいる!日本ハム悔いない敗戦
<日本ハム1-5ロッテ>◇16日◇札幌ドーム

 日本シリーズをかけた争いは、最終戦へともつれ込んだ。パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)第2ステージ第4戦、2勝1敗と王手をかけていた日本ハムはロッテに逆転負けした。5、7回の1死満塁を無失点で切り抜けるなど必死の継投で8回まで1-2でしのいだが、9回に守護神マイケル中村投手(31)が5連打を浴びて3失点、1-5で試合を落とした。18日の第5戦、日本ハムは初戦を完投勝ちしたエース・ダルビッシュ有投手(21)の右腕にすべてをかける。

 力負けした。ヒルマン監督は淡々と敗因を分析した。11安打を放ちながら、わずか1得点。最後は守護神マイケルの炎上のおまけ付きで逆王手をかけられた。

 ヒルマン監督「好機はあったが、あと1本が出なかった。4回の(小谷野の)併殺の場面が痛かった。これこそが、やはりシリーズ。(シリーズ開幕前に)接戦を覚悟している、と言っていた通りになった」

 穏やかに、報道陣に語り掛けるように話した。

 必勝継投を繰り出し、最後まで攻めた。1点ビハインドの7回1死一、二塁。セットアッパー武田久を投入する。連日超満員の札幌ドーム。一瞬のどよめきが、大きな拍手へと変わった。直後のサブローに左前打を浴び、なおも満塁とピンチを広げるが、本塁だけは踏ませない。逆転2ランを放ち乗っている里崎を140キロ外角低め直球で空振り三振。オーティズを左飛。無失点で切り抜けた5回に続き、この日2度目の1死満塁のピンチでも、スコアボードに「0」を刻んだ。

 1点の重みに、土壇場で耐え切れなかった。1点差のままの最終9回。マイケルが崩れ落ちた。早川からまさかの5連打で3失点KO。たたでさえ重い1敗に、追い打ちをかけるようなフィニッシュになった。両チームとも2ケタ安打も、計20残塁で3併殺。拙攻といえば拙攻だが、投手を中心とした守備重視のチームカラーのぶつかり合いの証しでもある数字だった。「あと1本は出なかったが、悔いはない」とヒルマン監督。その言葉通り、ともに持ち味を出し切った大一番での完敗だった。

 ロッテ・バレンタイン監督が仕掛けた「ギャンブル」に負けた。相手は後がないだけに、この日の先発は今季4戦全敗の成瀬の可能性もあると読んでいたが、小野だった。中5日の成瀬も登板は可能だったが、最終5戦目勝負をにらんだボビーに、ジョーカーを用意されていた。この日、勝たなければいけない-。そんなプレッシャーもあったのか。前夜の1死球を挟む6連打6得点がうそのように、打線はチャンスで金縛りに遭った。森本は「まあ、しょうがない。深くは考えていない」と冷静に振る舞ったが、表情は厳しかった。

 当初はオフの予定だった17日だが、急きょ全体練習を行うことが決まった。18日の第5戦。勝てば2年連続の日本シリーズ進出、負ければシーズン終了。ダルビッシュ対成瀬のエース対決にかけることになった。パ最高左腕が相手だが、ヒルマン監督は「いかに失点を防ぐか。そういう戦いができればチャンスはある」。レギュラーシーズンも11勝11敗2分けと五分だったロッテとの最終決戦。クライマックスシリーズの名前の通り、最高潮の緊迫感が漂うサドンデスへと持ち越された。
(日刊スポーツ 北海道版 引用)
10/16
日本ハム王手!極貧打線が炎の6連打!
<日本ハム7-0ロッテ>◇15日◇札幌ドーム

 日本ハムの“極貧打線”が爆発した。パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)第2ステージ第3戦でロッテに7-0で大勝、2勝1敗で日本シリーズ進出に王手をかけた。1点リードの7回2死走者なしから、9番稲田直人内野手(27)の二塁打を皮切りに6番工藤隆人外野手(26)の3点三塁打まで、死球を挟み6連打で6得点。好機を逃さぬ集中打で試合を決めた。レギュラーシーズン本塁打数は12球団最少、CSでも1発は出ていないが、つなぐ野球を13安打で実践した。

 日本ハムの「極貧打線」がコツコツ繰り出したボディーブローが効いた。1-0の7回2死から突然の大変身だ。稲田の二塁打を合図に、工藤の3点三塁打まで1死球を挟み、一気の6連打で畳みかけた。一挙6点。14日のポストシーズン最多タイ5本塁打を見せつけられたロッテ打線に、本塁打なしの集中打で対抗。長打3本と単打3本で、2年連続日本シリーズ進出へ王手をかけた。「相変わらずボールはフェンスの向こうにいかないが…」。ヒルマン監督も皮肉交じりに振り返る快勝だった。

 今季両リーグ最少73本塁打の打線が「看板」通り、全員攻撃で崩した。対戦防御率1・13と苦手の渡辺俊を、下位打線からチャンスを広げて攻略した。「うちはみんなイケイケになる。長打が少ないからね」。猛打賞の稲葉もびっくりのヒットパレードだった。CS第2ステージ3試合で、いまだ本塁打はゼロ。5-2と快勝した初戦も13安打のうち単打が10本。突破口を見つけたら、総掛かりで、広げる。貧打、貧打と言われても、ツボを心得た今季を象徴する猛攻だった。

 試合前に響かせる“快音”が、チームメートの心をつないでいる。札幌ドームの選手ロッカー室に常備されている卓球台。4月にヒルマン監督がポケットマネーで、プレゼントしたものだ。今では選手間で大ブーム。「持ち主」のヒルマン監督が遠慮するほど、順番待ちの選手で大盛況だ。グラウンドでは早出特打する選手に、ロッカー室ではラケットで“早出特打”する選手たち。「今日もいつも通りに朝、卓球をして、試合前にも卓球をやった」と森本。いつもピンポン球でつないでいるラリーのようにつながった打線は、大きな白星を導いた。

 この日のスタメン9人。驚異の連打の大トリを務めた工藤は年俸770万円、口火を切った稲田は1200万円の格安選手。4回に渋く内野ゴロで先制点を呼び込んだ坪井は昨オフに1度は自由契約になりながら再契約。大幅7000万円減の2000万円での再スタートながら、1年を通して1軍で活躍した。野球ファンでさえ、名前と顔がすべては一致しないであろう選手が並ぶ、名実ともに「極貧打線」だ。「少ない得点での戦いの中でも、シーズンを通してアプローチは変わっていない」。ヒルマン監督は自信を持って、2年連続の日本一への挑戦権を16日、つかみにいく。
(日刊スポーツ 北海道版 引用)
10/15
日本ハム・ヒルマン監督が完敗に“怒り”
日本ハムのトレイ・ヒルマン監督(44)の“怒り”が、完敗を物語っていた。第1戦から7打数無安打のセギノールの起用法について、報道陣に聞かれたときだった。「あきらめません。任せるところは任せる。4番はこれはというのがあれば、逆に教えて欲しい」と強い口調で言った。主砲だけでなく、わずか4安打では勝機は見いだせなかった。

 4回、ロッテ先発小林宏が、高橋に四球を与えたあと、右ふくらはぎのけいれんで降板した。そこまで1点に抑えられていた右腕のアクシデントで、流れが向いてくるかと思われたが、2番手以降の投手もとらえられなかった。

 らしい戦い方ができない展開になった。1回、田中賢の二盗から稲葉の中前打で先制と、足を絡めた日本ハムの形になった。しかし2回以降はわずか2安打。6回には2死球と打撃妨害で1死満塁とするも無得点に終わった。淡口打撃コーチが「2回り目の攻めは真っすぐが多くなった。あれがシーズンと違っていた」と話したよう、これまでと異なる攻めに対応できなかった。

 ただ完敗といえる結果にも落胆はない。稲葉は「3連勝したいけどそんなに甘くない。こんな日もあるでしょ」とさばさばした表情をみせた。これで1勝1敗。五分になっただけだ。
(北海道新聞 引用)
10/10
梨田氏明言、日本ハム監督に「障害ない」
日本ハムが来季監督として招へいする方針を固めた元大阪近鉄監督の梨田昌孝氏(54=日刊スポーツ評論家)が9日、大阪市内で受諾の意向を示した。8日、都内で球団側から非公式な就任要請を受けた同氏は、就任に向けて「障害はない」と発言。近日中に日本ハム大社啓二オーナー(51)からの正式要請を経て、今月中にも「梨田ハム」が誕生する。

 デッカイドー野球だ! すっきりとした表情で姿を現した梨田氏の顔にはそう書いてあった。この日、日本ハムから新監督として白羽の矢を立てられた同氏が、就任に向けて前向きな姿勢を示した。

 「僕には生まれ育った神の国、島根というふるさとがある。でも、野球のふるさとはもうないんだよ。だから日本ハムから声を掛けてもらったことはありがたく思っているし、また野球ができるという幸せをしみじみと感じている」。

 01年に近鉄を率いてパ・リーグ優勝を成就させた。しかし、04年にオリックスとの球団合併によって古巣は消滅し、近鉄バファローズという“帰る家”を失った形だった。そこへ、日本ハムからのオファーが舞い込んだわけだが、この日の梨田氏は札幌行きについて「障害はない」と言い切った。

 12年ぶりVに輝いた01年は防御率4・98がリーグ最低ながら、打率2割8分、211本塁打はトップの成績。ただ、中村紀、ローズを看板にした「いてまえ打線」で頂点に立った近鉄と同じスタイルの野球を札幌に持ち込もうとは考えていない。梨田氏は「そのチーム、状況に合った野球をしたい」と柔軟な姿勢を示した。

 「東京ドームを本拠にした当時の日本ハムは近鉄とノーガードの、ど突き合いの戦いの連続だった。6点とっても、7点とられるような…。でも札幌に移転後は、球場も広くなって、若手が育って、チームも整備され強くなった」。

 前日(8日)には、日本ハム首脳から都内で非公式な就任要請を受けた。3年間の充電期間を経て、再び闘争本能が頭をもたげてきた。「ジェントルマン」「やさしさ」「思いやり」…。周囲が梨田氏を表現するときの形容詞は、いざ野球と接する際には通用しない。グラウンドを見つめる目は厳しい。

 梨田氏は「若手が育っているし、プレッシャーを感じない、北海道のようなノビノビした野球ができればいいと思っている」と、早くも“デッカイドー野球”を遠く思い描いている。近日中に大社オーナーと会談をもち、正式受諾を経て組閣作業に着手する。フロントの球団経営にかける熱意と努力によって、日本ハムは完全に地域密着を遂げた。今月中に誕生する「梨田ハム」が、熱狂的な道産子ファンの後押しを受け、北の大地に黄金期を築きにかかる。
(日刊スポーツ 北海道版 引用)
10/09
日ハム 新監督に元近鉄の梨田氏が最有力
プロ野球の日本ハムは八日、次期監督の最有力候補として元近鉄監督の梨田昌孝氏(54)との交渉を始めた。

 球団幹部が同日、東京都内で梨田氏と会い、監督就任への意思などを確認した。今月中にも同球団の大社啓二オーナーを含めた面談を行い、条件面などで合意すれば新監督が決定する予定。

 「梨田新監督」構想は、トレイ・ヒルマン監督が今季限りでの退団を球団側に伝えた八月、浮上。高田繁ゼネラルマネジャーを中心とした球団強化部の一本化した候補として、大社オーナーにも提案されている。

 同オーナーは監督の人選について、複数の候補から行いたい意向とされ、強化部では他の候補も探しているが、現時点では梨田氏が最有力となっている。

 梨田氏は島根・浜田高から一九七二年にドラフト二位で近鉄に入団し、捕手として活躍。八八年に現役を退くと近鉄の二軍監督などを経て、二○○○年に監督に就任した。○一年にはリーグ優勝に導いた。球団が消滅した○四年に退任し、現在は野球評論家。(北海道新聞 引用)
10/07
日本ハムが怪物中田にダイエット指令!
怪物に減量指令だ。日本ハムが6日、高校生ドラフト1巡目指名した大阪桐蔭・中田翔外野手(18)に、ダイエット指令を出した。高田GMは「(本格的な体づくりは)キャンプに入ってからだけど、ぶよぶよにならなければいいし、もう(肉は)つけない方がいいね」と言及。チーム合流までの体重調整を希望した。

 自己申告では現在102キロで、高校通算87本塁打の源ともいえるパワーは、すでに高校生離れしている。最も重い時で108キロまで増えたが、最近は少しずつ絞れている。本人も5日の指名あいさつ時に「100は切っていきたい」と、来年1月の新人合同自主トレまでの目標に掲げていた。

 さらに指名あいさつ時には、中田は「走るのは好きじゃない」と正直に返答。そこで、同席した山田シニアディレクターは「走るのは誰もが嫌がるけどやっておいた方がいい」と助言した。合同自主トレ、キャンプでは走ることは欠かせない練習には違いなく、入団確実の大物ルーキーに自主性を促した。

 最高の状態で臨んだ今夏の大会では95キロ。身長182センチながら、胸板の厚さ、太ももの太さは服の上からでも目立つほど、まさに超高校級。高田GMは「手にも厚みがあったからね。パワーを生かして中軸を打てる打者になってほしい」と、最大級の期待に変わりはない。

 仮に、このままチームに合流すると18歳ながら最巨漢になってしまう。公称体重は主砲セギノールの100キロが最大で、いきなりのチーム一だ。期待は最大でも体重は最大返上へ。怪物の絞り込みが本格化する
(日刊スポーツ 北海道版 引用)
10/06
日本ハムが中田のメジャー移籍を容認
怪物のメジャー容認! 日本ハムの高田繁GM(62)らが5日、高校生ドラフトで1巡目指名した大阪桐蔭・中田翔外野手(18)に指名あいさつを行った。大阪・大東市内の同校を訪れ、条件提示はしなかったが、三塁のポジション直訴を大歓迎。将来的なメジャー移籍も容認する姿勢で、高校通算87本塁打の大型スラッガーと相思相愛で初対面を終えた。

 中田への約30分の指名あいさつを終えた日本ハム高田GMの声が弾んでいた。帰り際にはメジャー容認のコメントまで飛び出した。「メジャーから(オファーが)来ればイチロー、松井クラスということ。約束とかは一切ないが、FAは選手の権利だし、それはいいですよ」。将来的なメジャー移籍OKの姿勢を示した。

 史上最多の高校通算87本塁打の怪物スラッガーだけに、話題も規格外だ。1日には実際にマリナーズから学校訪問を受け、中田自身は「最終的に自信がついたら挑戦したい」と口にしたこともある。メジャー球団が視線を送る逸材に違いないが、プロ入団前の高校生に海外移籍の話題が挙がるのは、異例中の異例といえる。

 もちろん日本ハム側も、入団後に活躍し、実績を残した上でという大前提がつくが「それくらいの選手になれば、それだけ働いてチームに貢献してくれているということだから」と高田GM。将来的に本人のメジャー志向が強くなれば球団としてはFA権行使前のポスティングシステム活用も検討しなければならず、入団前の18歳の選手に対するメジャー容認は、絶大な期待の表れでもある。

 指名あいさつで、日本ハムの帽子をかぶせてもらった中田は「1年目から活躍できるよう、今以上に集中してやりたい」と決意を口にした。まずは日本球界で活躍するシナリオしか頭にない。面談の席では、あらためて三塁挑戦を球団側に直訴。「競争にはなるが、うちとしては一番ありがたい」(高田GM)。第1回の顔合わせは互いに好感触だった。

 条件提示は次回に持ち越されたが、中田の気持ちは早くも入団に向かう。「寮のこととかは少し調べました」。ドラフト指名された3日以降、予習を開始。報道陣から選手名簿を見せられ「全員覚えておかないとまずいですよね」と笑いながら「1軍は何人入れるんですか」と、早くも闘争心をちらつかせた。

 電撃観戦プランも浮上した。13日から札幌ドームでクライマックスシリーズ第2ステージが始まるが、中田は「土曜(13日)は授業があるけど、行けるんであれば行きたいです」と話した。球団側も本拠地の盛り上がった雰囲気を、実際に見てもらいたい意向があり、14日の中田観戦もありそうだ。

 次回交渉時に仮契約となりそうだが、高田GMは「最高のもの(契約金1億円、年俸1000万円程度)を用意するし、何の障害もないと思う」と手応えは十分。中田も「若い選手が溶け込みやすいと聞いている」と目を輝かせた。メジャーの話題までちらつく怪物が、日本ハム入団にグッと近づいた。
(日刊スポーツ 北海道版 引用)
10/05
日本ハムが中田に「英才兼スパルタ教育」
日本ハムは4日、高校生ドラフト1巡目指名した大阪桐蔭・中田翔外野手(3年)に「VIP待遇なし」の育成方針を掲げた。来春のキャンプの1、2軍スタート、希望している三塁挑戦などすべて未定とし、実力主義で中田が勝ち取ることを要求。希望している背番号「22」も空き番号ではないため、現状では応えることが厳しいとの見方を示した。期待の裏返しともいえる「英才兼スパルタ教育」で、怪物にプロの道を歩ませる。

 怪物に試練を与えることを決めた。交渉権獲得の余韻は一夜明けたこの日、もう吹き飛んでいた。前人未到の高校通算87本塁打のアーチストに、突きつけた要求は高かった。若手育成の全権を握る高田GMは「キャンプ1軍? それは分からない。彼がどれだけやれるか。あとは(新)監督が決めること」。軽はずみに1軍確約はせず、まずは一ルーキーとしてプロ生活をスタートさせる方向性を示した。

 期待するからこそ、設定するハードルも高い。今季はリーグ連覇したものの、本塁打数は両リーグ最少の73本。キャンプ以降の動向次第では、開幕1軍の可能性も十分にある。しかも、ここ数年で若手中心の布陣に急速に変化という追い風もある。「弱点があるのは高校生なのだから当たり前。いい選手は(適応して)オープン戦でグングン来る」と同GM。中田本人のプロでの適応力にかける考えでいる。

 3日、中田は三塁挑戦、背番号「22」を希望した。三塁挑戦に関しては受け入れ、来年1月の新人合同自主トレからテストしていく方向だ。ただし、適性に疑問符がつけば、即座に撤回する見込み。高校時代から経験がある外野手へ転向させ、最短距離でのレギュラー奪取への道筋をつけるつもり。また「22」についてはベテラン建山が付けており、本人の“譲渡”の意思がなければ「人が付けているから」(同GM)と、希望をはねつけることになりそうだ。

 5日には高田GMと山田シニアディレクターが、大阪・大東市内にある校舎で指名あいさつを行う。藤井球団社長はこの日、「最高条件? そう。上限が決まっているんだから、上限の通りに出す」と明言。05年陽と並ぶ高校生野手の球団史上最高タイの契約金1億円、年俸1000万円程度を提示する予定だ。怪物の受け入れへ準備は万端。あえて、いばらの道を進ませ、トップスターへと駆け上がらせる。
(日刊スポーツ 北海道版 引用)
10/03
神話継続?日本ハム工藤が打点挙げると…
<楽天3-11日本ハム>◇2日◇フルキャスト宮城

 神話が継続された。日本ハム工藤隆人外野手(26)が打点を挙げた試合は、この日で無傷の11連勝。「えっマジっすか。それはすごいですね」と、自身も驚く快記録がまた継続された。「これからも続けていきたいですね」。“工藤神話”の更新は、クライマックスシリーズ(CS)につながる1勝になった。

 名誉挽回(ばんかい)の打点だった。3番に起用され、2回無死一塁で左中間を破る三塁打を放ち、9月10日ロッテ戦以来、今季17打点目。それでも「初回にやっちゃいましたから」。無死一、二塁で送りバントに失敗。「そういうことがしっかりできないと」と、自らを厳しく律した。

 今季の躍進を象徴する存在だ。7月7日ロッテ戦でプロ初打点を挙げるなど、快足とシェアな打撃を生かし、レギュラー格を奪取。今季途中、ヒルマン監督が「攻撃の幅が増えるし、キーマンだ」と信頼度も上がった。本来は出塁してかき回す役割だが、ポイントゲッターとしても白星をもたらしている。

 工藤だけでなく、今季2番目に多い21安打と打線が爆発。消化試合とはいえ、極貧と形容された打線はCSに向け、上向きなのは明るい材料だ。工藤が打てば勝つ。そんな神話がCSでも引き継がれれば、2年連続の日本シリーズも見えてくる。
(北海道新聞 引用)
10/02
個人タイトルは-稲葉「2冠」濃厚 ダルは最多奪三振
パ・リーグ連覇を果たした日本ハムは、今季のレギュラーシーズンを2日からの楽天2連戦を残すだけとなり、個人タイトル争いの行方も見えてきた。打撃部門では、稲葉が首位打者と最多安打の「2冠」獲得が濃厚になってきた。投手部門では、エースのダルビッシュが最多奪三振のタイトルをほぼ手中に収めた。(武田亮一)

 稲葉の打率は1日現在、3割3分5厘。2位の楽天のリックが3割3分で5厘差の2位につけている。稲葉は9月が90打数35安打、3割8分9厘と好調をキープした。16日のソフトバンク戦で左ひざに死球を受けて途中退場したが、1試合欠場しただけで復帰。21日のオリックス戦は5打数5安打と大当たりして打率1位に浮上し、以降3割3分台を維持している。

 規定打席到達者以外ではソフトバンクの川崎が3割3分7厘だが、残り3試合で規定打席に達するのはほぼ不可能だ。稲葉が首位打者を獲得すれば、日本ハムでは2003年の小笠原(現巨人)以来となる。

 安打も176まで積み上げ、既にヤクルト時代の01年に記録した164安打を大きく上回った。チーム内で競ってきた2位森本の171とも差がつき、01年の小笠原以来のタイトルも目前だ。

 稲葉はプロ13年目で、打撃タイトルにはこれまで縁がなく、初受賞となる。チームへの貢献を強調してきた稲葉だが、優勝を決めた後は「ここまできたら、取れるタイトルは取りたい」と意欲十分だ。

 稲葉は優勝決定翌日の30日のロッテ戦は欠場した。疲労蓄積や今季悩まされた座骨神経痛や死球の影響もあり、休養を優先させた形だ。ヒルマン監督は、今季最終戦以外は主力選手の疲労回復を優先してオーダーを組む考え。ただ、「選手のタイトル争いを無視はしていない。休養とのバランスを取りながら判断する」と話し、タイトル獲得のための起用や温存には配慮するつもりだ。

 投手部門は、ダルビッシュの奪三振数が210と、2位のソフトバンク杉内の187を引き離しており、1980年の木田勇以来のタイトル獲得が有力だ。クライマックスシリーズ第2ステージ第1戦(10月13日)での先発がほぼ決まっており、疲労回復のため30日に登録を抹消されたことで、最優秀防御率の可能性はほとんどなくなった。

 最優秀中継ぎ投手の基準となるホールドと救援勝利を合わせたホールドポイント(HP)で、35ホールドポイントと2位につける武田久も、休養をとる方が得策との判断で30日に登録抹消され、今季の登板はなくなった。(北海道新聞 引用)
10/01
サエコ、V2に「感動させられた」
ダルビッシュの婚約者で女優のサエコが、日本ハムのリーグ連覇から一夜明けた9月30日、自身のブログでチームを祝福した。「ファイターズの、みんなで1点を取りに行っている姿勢にはいつも感動させられたし、どんな時でも野球を楽しみながらやってる姿には元気をもらいました」などとつづった。愛犬がダルビッシュの写真に接する画像もアップしていた。

(北海道新聞 引用)

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