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06/20
日本ハム・セギノールが両打席で3連弾!
<広島6-10日本ハム>◇19日◇広島

 日本ハムがアーチ攻勢で初の交流戦Vをぐっと引き寄せた。主砲フェルナンド・セギノール内野手(32)が3、6、7回と左右両打席で3打席連続の本塁打を放った。1試合両打席での本塁打は7度目で、オリックス松永浩美を抜く日本新を達成した。12球団最下位の本塁打欠乏症に悩まされていたが高橋、稲葉にも一発が飛び出し、今季チーム最多の5発で快勝。20日に日本ハムが勝ち、巨人とロッテが引き分ければ、交流戦優勝が決まる。

 驚異の3連弾が前祝い代わりだった。セギノールから日本新記録の豪快弾が飛び出した。右打席での2打席連発で迎えた7回。本来の左打席に入り、横山をにらみつける。初球、真ん中高め直球。右中間席中段への140メートル特大弾だ。「チョット チョット チョット」。三塁から本塁へ悠然と駆け抜ける際には、右手を小刻みに振る、この日3度目の決めのポーズを繰り出した。ギャグを拝借している双子の人気お笑いコンビ「ザ・たっち」のもう1つの持ちネタ“幽体離脱”さながらに、左右両打席で乱れ打ちだ。

 オリックス時代を含め来日5年目で、左右両打席アーチは7度目。阪急松永の6度の記録を抜き去る、新記録を打ち立てた。「今日はいい1日だったね」。ツキも味方した。3回の第2打席、投手はフェルナンデス。「アメリカで対戦していて、右の方が打席に立ちやすいんだ」。通常の右投手なら左打席。ナックルボーラー限定の“秘策”で右打席に入り、その初球107キロの決め球を左翼席へと運んだ。ラッキーもあり、球史に名を刻んだ。

 6回には108キロの直球を中堅右へと放り込む。「打ち上げてうまくいったよ。会心の当たりは7回の1本だけだけれどね」。狭い広島市民に感謝する、日本では初体験の3打席連発だ。スイッチヒッターでは80年の巨人ホワイト以来、27年ぶりの快挙というおまけ付き。先発をルーキー左腕の青木高と読み違え、右打者6人の偏重スタメン。試合前にメンバー発表でため息、苦笑い連発のベンチのムードを、快音連発で一掃した。

 日本ハムに入団して4年目。北海道へ本拠地移転と同時に加わった「長寿助っ人」は、外国人選手たちのリーダー的存在だ。1試合に10本以上を食べることもある大好物がバナナということから、打席に入るとファンがバナナ型の風船、縫いぐるみを振って応援するのが札幌ドーム名物の1つ。10日巨人戦で5勝目を挙げた新加入のグリンへのご褒美とばかりに、長男カイル君(8)へバナナの巨大縫いぐるみをプレゼントした。チームメート、特に助っ人たちへの小さな気遣いを忘れず、周囲の和を大切にしてきた。

 初回にも先制打を放ち、今季初の5打点。5月は2本塁打と不振だったが、6月はこの日で早くも6本目と量産態勢に入った。今季最多5本塁打、36試合ぶりの2ケタ得点での快勝を演出。貧打に悩んできたヒルマン監督も「こんな日があってうれしい」と会心の笑みだ。20日、日本ハムが勝ち、巨人-ロッテ戦が引き分けなら、交流戦初制覇が決まる。昨季のパ・リーグV、日本一、アジア王者に続く、2年越しの4冠は目前だ。「交流戦の優勝にはあまり集中していないんだよ」。スイッチが入ったラテン系の陽気なカリビアンに引っ張られ、有終ゴールが見えた

日刊スポーツ北海道 引用
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