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三石なるこ会が解散 YOSAKOI大賞の強豪 会員減、財政難も |
【新ひだか】二○○二年のYOSAKOIソーラン祭りで大賞に輝いた「新ひだか三石なるこ会」が会員減などのため休会し、解散の準備を進めている。日高管内屈指の名門チームの活動休止に対して、主催者の組織委員会が「名誉チーム」として功績をたたえることを決めるなど惜しむ声が上がっている。
同会は一九九三年、旧三石町内の女性が「三石なるこ会」として発足。“浜のお母さん”の郷土色を生かした豪快な踊りで人気を集めた。現在は町内や札幌などに約八十人の会員がいる。
しかし、後継者が少なく、酒井珠己子(しゅみこ)会長(55)は「会員の減少や財政難でにっちもさっちもいかない」という。
二十五日にみついしふれあいプラザで開いた「卒業会」を最後に休会した。今後は「三石なるこ保存会」へと移行し、踊りや衣装、トロフィーなどの保存を行う一方で、同祭りのコンテストには出場しないという。
なるこ会の休会を決定を受け、祭りを主催する組織委員会は、同会に「名誉チーム」第一号の称号を贈り、来年新たに開催する「祭りパレード」への出場を打診してきた。祭りパレードは、コンテストに出場しない団体を対象に参加を募り、順位にこだわらずに祭りの楽しい雰囲気を取り戻すことを目的で開くものだ。
同委は「三石なるこ会はヨサコイに欠かせないチームで休会は残念。しかし、パレードの目玉としてぜひ出てほしい」と熱望する。酒井さんは「前向きに考えたいが、まだ何も決まっていない。みんなで相談して決めたい」と話している。
同会は一九九三年、旧三石町内の女性が「三石なるこ会」として発足。“浜のお母さん”の郷土色を生かした豪快な踊りで人気を集めた。現在は町内や札幌などに約八十人の会員がいる。
しかし、後継者が少なく、酒井珠己子(しゅみこ)会長(55)は「会員の減少や財政難でにっちもさっちもいかない」という。
二十五日にみついしふれあいプラザで開いた「卒業会」を最後に休会した。今後は「三石なるこ保存会」へと移行し、踊りや衣装、トロフィーなどの保存を行う一方で、同祭りのコンテストには出場しないという。
なるこ会の休会を決定を受け、祭りを主催する組織委員会は、同会に「名誉チーム」第一号の称号を贈り、来年新たに開催する「祭りパレード」への出場を打診してきた。祭りパレードは、コンテストに出場しない団体を対象に参加を募り、順位にこだわらずに祭りの楽しい雰囲気を取り戻すことを目的で開くものだ。
同委は「三石なるこ会はヨサコイに欠かせないチームで休会は残念。しかし、パレードの目玉としてぜひ出てほしい」と熱望する。酒井さんは「前向きに考えたいが、まだ何も決まっていない。みんなで相談して決めたい」と話している。