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09/17
日本ハム怒、怒!12残塁の大拙攻で自滅
日本ハムがソフトバンクとの首位攻防第2ラウンドで自滅した。相手を上回る12安打を放ちながら、12残塁の大拙攻。1点を追う8回1死二塁で代走川島がけん制死するなどイージーミスから、反撃の火を消した。最終9回には稲葉が左ひざに死球を受けて負傷交代。左ひざの打撲で大事には至らなかったが、17日の第3Rの欠場が極めて濃厚になった。天王山を1勝1敗とし、優勝マジック点灯も次カードへお預け。痛恨の黒星に故障者続出で一転、重苦しいムードが漂ってきた。

 ロッカールームに響いた怒号が今を象徴していた。白井ヘッド兼内野守備コーチが、他コーチや選手の目を気にすることなく、激しい「公開説教」を行った。標的は2年目の川島。犠打でつないでつくった絶好の得点チャンスの8回1死二塁。アンツーカーに届くかどうかの小さなリードにもかかわらず、水田のけん制に刺された。しかもスライディングもせずに立ったまま帰塁。試合の流れを左右する怠慢プレーにキレた。

 白井ヘッド「1年間、全力でやれって言っているだろ! あれが全力か! 日ごろからみんな一生懸命やってきてるんだからな」

 首位チームとは思えない不穏な空気が、まん延した。川島は帰りのバスに乗り込み際、「すみません…」と話すだけ。前夜は61試合ぶりの1試合2本塁打での完勝。最高ムードで迎えた天王山第2ラウンドは、今季最多タイ5盗塁に2犠打と、今季の勝ちパターンには持ち込んだ。平野外野守備走塁コーチは「ボーンヘッドもクソもあるか!」。この日の大拙攻が集約されるような川島の1プレーで、流れは止まった。

 しかも最悪のオチまでついたのだから、たまらない。最終9回には先頭打者の稲葉の左ひざを馬原の直球が直撃。途中交代した試合後は歩行もやっとの状態で、福岡市内の病院へ精密検査へ。幸い、骨折などの重傷ではなく左ひざの打撲で済んだ。だが17日の欠場は濃厚で「3番打者がああいう形で負傷したのは不愉快だ。145キロ以上の球がひざに当たって何ともないわけがない」。厳しい攻めにヒルマン監督まで声を荒らげた。先発陣のグリンと吉川に続く3試合連続の負傷者に怒りは沸点に達した。

 得意のスモールベースボールが崩れての黒星に、追い打ちをかける主砲の故障。首位争いの風向きが変わるかもしれない、ダメージの大きいダブルパンチだった。
(日刊スポーツ 北海道版 引用)
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